・エンジンオイル漏れ修理(組み立編)

組み立ての前にエンジンを外した車体側を観察してみます。
ここに写っているのはフロントクロスメンバー,トルコン,エンジンマウント,ステアリングシャフト,セルモーターです。
クロスメンバーは肉厚のプレートで直線的なデザインです。
しかもフレーム地下溶接!欧州車は多いですね。
日本車が生産時にエンジンをクロスメンバーごと下から入れるのに対して,欧州車は上から入れているらしいです。
剛性はだいぶ高そうです。
サイドのフレームもまるで50×100mm角パイ軽量鉄骨の二枚重ねといったところでしょうか。
トラックでもいいとこCチャンネルなんですが・・・乗用車にこれはやりすぎでしょう。
トルクコンバーターはこの後取り外し,ATフロントオイルシール交換及びトルコン単体でのフラッシングを行いました。

新品部品を紹介します。
左,タイミングチェーンテンショナー,ガイドレール
右,ウオーターポンププーリー
です。
国内価格は大体ですが
ガイドレール2万円×4
テンショナー7000円×2
プーリー2万円
高すぎます。
品物を見たら誰もがぼったくられたと思うでしょう。

左,ウオーターポンプ周辺のホース類です。
漏れたオイルでブニュブニュぐちゃぐちゃだったので交換します。
右,クランクシャフト前後オイルシール,デストリビューターオイルシール,ATフロントオイルシールです。
デストリビューターキャップとローターです。
欧州車用デスキャップはよくこの茶色いテカテカした樹脂で出来ています。高耐電圧絶縁樹脂製です。
国産車でよく目にするのは黒いABS樹脂のような材質です。あれも絶縁樹脂なんでしょうか・・・
左,オイルパンパッキンです。
右,クランクケースリヤカバーパッキンです。
オイルパンパッキンは厚紙製,リヤカバーパッキンは茶封筒を切り抜いたかのようです。
しかもルノーと書いてあります。
だまされた気分になります。
その他,フロントカバーパッキン,タペットカバーパッキンも注文しました。
もちろん厚紙製です。
こんなの使うぐらいなら最初から液体パッキン,メタルタッチでいいんじゃないかと思います。
チェーンテンショナー及びガイドレール交換です。
合計4箇所あります。
右上が旧部品,右下が新部品です。
こんなに磨耗して溝ができたガイドレールは初めて見ました。
もうすぐチェーンとリベットが干渉しそうです。
普通10万キロぐらいではガイドレールは減らないんですが・・・
そういえばチェーンはサイレントチェーンではなくちょっと太い自転車のチェーンみたいでした。420チェーン位。だからこんなに減ったのか。
それとも材質か・・・
とにかくボルボオーナーは10万キロガイドレール交換は必須ということでしょうか。
ウオーターポンプホース取り付け部です。
固着したLLC成分(漏れ止めや腐食したアルミ,LLC混合による凝固成分)でガビガビです。
すべてペーパーで取ります。
右はウオーターポンプ本体です。
回転部のシールは生きているようです。
ここで問題が発生しました。
ウオーターポンプの取り付けマウントは三箇所あるのですが,下向きの一本が根元から折れている!!
プーリー変心の原因か,それともプーリー変心が原因か・・・
とにかく修理ということで次に行きます。
左写真のようにポッキリ分離しています。
ここで登場!!
写真撮るの忘れましたが,メタルパテらしきものを使用します。
金太郎飴みたいのを切って練ってくっつけます。
ここで親方から注意事項!!
絶対に肌に触れてはならぬ!
顔首頭にはタオルを巻き,防塵メガネ,手術用手袋をして勝負しました!
どうやらカユくて眠れなくなるそうです。
その晩メガネとタオルの隙間がかゆくなりました。
右写真のようにぎっちりくっつけました。
強度については,親方いわく,折れてない所より強いそうです。
タップもたてられるそうです。
水冷式オイルクーラー周辺のウオーターホースです。
オイル漏れが原因でブヨブヨです。
漏れ止め剤に含まれるゴム膨張剤が原因でしょう。
もともとゴムパッキンではないので膨張剤は効かず,そのまま漏れてこうなったのでしょう。
右の写真は新旧比較ですが,こんなに成長しちゃってます。


ホース類が新品になりました。
ストレーナーです。
金網です。
パッキンカスがくっついていました。
バーダルETFを直接吹き付けて洗浄します。

各部をETFで洗浄します。
見ての通り金属の色がきれいに見えます。
恐るべしETFの洗浄力!
黄ばみから焼けのようなものまで,すっかり溶かします。
ついでにタペット調整しました。
全体に0.1mm程度開いていました。
この後,各パッキンに液体パッキンを塗布し組み付けしました。
写真がなくてすいません。
エンジンを積む写真もカメラトラブルで撮れませんでした。
すいません。