タイミングベルト・クランク、カム、インターミディエイトシャフトオイルシール交換

タイミングベルトは、それはもうひどい状態になっていました。
テンショナプーリのベアリングが死亡し、プーリーが傾き回転しなくなっていました。
ベルトはプーリーの上を摩擦しながら回っていました。
おかげでベルトの外側がかなり薄くなっていました。
しかしながらこの車の場合、万が一ベルトが切れてもピストンとバルブは干渉しません。
さすがドイツの大衆車です。タイベルが切れても買い換えの理由になりません。
今回はベルトだけでなく、オイルシールも交換となりますのでプーリーの脱着が伴います。

まずは3本の補機ベルト外しです。
クランクプーリー手前のベルトは、クランクプーリー、パワステポンプ、ウォーターポンプです。
クランクプーリー奥のベルトは、クランクプーリー、ウォーターポンプ、エアコンコンプレッサーです。
オルタネーターはエアコンの奥のプーリーからかかったベルトで間接駆動されます。
ウォーターポンプに2本のベルトがかかっているところが、この車の凄いところです。
どっちか切れてもオーバーヒートしないってことですね。
ゴルフ3になると1本だけです。
ベルトをゆるめるにはワーゲン特有のギヤ式テンショナーを緩めます。13mm、15mm、22mmを随時使用します。
ベルトを外したらクランクプーリーの4本の6mm六角穴付きボルトを外しプーリを外します。
ここでインパクトレンチが不要なのが欧州車のメリットです。
ベルトカバーを外せば、もうタイミングベルトとご対面です。
1番TDCを出すために、クランクプーリーボルト(19mm12角)をのの字に回しカムプーリーのOTマークを合わせます。
するとそのあたりで、デストリビューター内のローターとハウジングの合いマークが合います。
クランクはトルコンの見える穴の中の矢印にイボマークが合います。
それぞれのマークをプーリーで合わせないのが他の車とちょっと違うところです。
慣れると非常にあわせやすいです。
カムとインターミッドのプーリーボルトは棒を挿したりして周り止めをし、うまいこと外します。
問題はクランクプーリだったのですが、これはトルコンの合わせ穴の手前の丸穴に13mmのディープソケットを入れたらぎっちりロックしました。
各プーリーを外し、オイルシールを交換します。
このときシールのリップが正しく組めるように注意してください。
インターミッドハウジングオイルシールも一緒に交換すると良いです。
あとはバラシ順に組み直します。




タイベル交換は国産車から比べるとはるかに楽です。